プロテロックピアスワンダーは、防錆処理(エポキシ樹脂電着塗装)した補強材(エキスパンドメタル)を内蔵した薄肉コンクリート製残存型枠であり、組立・加工が簡単で、取り外すことなく構造物と一体化する型枠です。パネル裏面には、付着性と軽量化のために凹部を5㎝間隔に配置しております。
主に構造物の埋戻し面、中仕切り型枠として使用される「ピアスタイプ」と、主に構造物の露出面に使用される「ワンダータイプ」があり、コンクリート構造物を残存型枠工法で一貫施工でき、トータルコスト縮減が図れます。
型枠の小孔(253ヶ/枚、標準サイズ)は、コンクリートの充填確認、パネルの軽量化、打設コンクリートとの一体化などのために、貫通孔となっています。どのようにカットされても、貫通孔により組立ができます。パネル厚を構造断面内とした場合の打設コンクリート控除量は、型枠100㎡当たり2.8㎡です。
型枠の小孔は、貫通孔ではなく凹部で、施工時のモルタル漏れの跡が残らないため、一般型枠同等の仕上げとなります。また、小孔にはエア抜き溝を有しておりますので、打設コンクリートとの一体化も図れます。パネル厚を構造断面内とした場合の打設コンクリート控除量は、ピアスタイプと同じで型枠100㎡当たり2.8㎡です。
ピアスタイプ及びメークを使用。
1チームの人員配置:型枠組立担当2名+溶接担当1名=計3名、2チームでの施工状況。
※形状・寸法等は、改良のため変更することがあります。
※組立部材には、施工性に優れた専用金具(エポキシ樹脂電着塗装処理)が用意されております。
-
両面プレート 経済性・施工性重視の標準金具(主に埋戻し面、不可視部に使用) カラーボルトプレート 見た目重視で表面にプレートが見えない、ボルト頭部をグレー着色した金具 ステンボルトプレート 防錆・塩害対策でSUSボルトを採用(主に海岸部で使用)
-
ステンボルトプレート 防錆・塩害対策でSUSボルトを採用した標準金具 カラーボルトプレート メッキボルトの頭部をグレー着色した見た目、経済性重視の金具
(塩害の恐れのない所で使用)
-
サンドイッチタイプ
O(オー)タイプ
-
4点タイプ 標準サイズセット
2点タイプ 標準サイズセット ※)
1点タイプ ※)
-
4点タイプ ミニサイズセット ※)
2点タイプ ミニサイズセット ※)
1点タイプ ※)
注)1.ステンボルトプレートとカラーボルトプレートには、標準サイズセットとミニサイズセットがあります。
2.ピアスで主に使用される両面プレート(サンドイッチタイプ、Oタイプ)は、ワンダーには使用できませんのでご注意下さい。
※)このタイプについては、(一財)土木研究センターが交付した建設技術審査証明の対象ではありません。
ピアスタイプ
ワンダータイプ